脱毛には「蓄熱式」と「単発式」の二種類があります。
NPL脱毛やSHR脱毛は蓄熱式脱毛と言われ、近年注目されている最新の脱毛方法です。
どんな肌質の人にも安全に照射できると話題を呼んでいます。
蓄熱式とは
蓄熱式脱毛は単発式脱毛とは違い、バルジ領域と呼ばれる部分にアプローチしていきます。
バルジ領域とは毛が生えるのに必要な細胞を生み出すところで、この細胞が毛母細胞になり、毛根から栄養を供給されることによって毛が伸びていきます。
このバルジ領域が発見されたのは、2000~2001年頃ということからも、バルジ領域を破壊することで脱毛していく蓄熱式脱毛は最新のものだということがわかります。
バルジ領域とは、毛の生成に必要な細胞を作り出す部分で、これが毛母細胞になり、毛根から栄養を受けて、毛が生えるという流れになります。
このバルジ領域が発見されたのは2000~2001年頃の話なので、ここを破壊して脱毛をするというのも実はつい最近のことなのです。
蓄熱式脱毛による脱毛メカニズム
蓄熱式脱毛では皮膚の真皮層にあるバルジ領域に熱を加え、破壊していくのですが、バルジ領域は直接毛とつながっているわけではないので、単発式脱毛のように毛が生えていなくても脱毛の施術は可能です。
単発式脱毛のように毛が生えている状態でないと施術ができないということはありません。
毛が生えていない時期でも、バルジ領域は存在していますので、いつでも施術することはできます。また、黒いものに反応するわけでもないので、日焼けした肌にも施術可能です。
脱毛時の痛みが少ない
痛みに関しても、肌表面は冷却装置で冷やしながら、肌内部を65℃前後の低温でじんわりと熱を加えていくものなので、ゴムではじいたような瞬間的な痛みもなく、急激な温度上昇もないので、やけどのリスクを減らすことができます。痛みに弱い方にも向いている施術法といえるでしょう。
肌にやさしい
蓄熱式脱毛は、お子様や敏感肌で悩んでいらっしゃる方にも施術可能な脱毛方法です。肌を守り、保湿効果のあるジェルを塗って光を当てていきますので、比較的肌にやさしい施術法だといえます。
脱毛部位や肌の状態に応じて照射出力を調節可能
いくつかの異なる波長の光が出力され、出力も調整できるため、個人差や部位差が生まれやすい毛の太さや量、濃さに関係なく、照射することができます。
施術時間を短縮できる
蓄熱式脱毛は、ヘッドが大きく一秒あたりに照射されるショット数も多いので、単発式脱毛と同じ時間で、より広い範囲に照射することができます。
また、アプローチする部分はメラニン色素ではなく毛と直接つながっていないバルジ領域のため、単発式脱毛とは異なり、アプローチする部分がメラニン色素ではなく、バルジ領域と呼ばれる毛とは直接つながっていない部位のため、前述の通り、毛周期に関係なく、いつでも施術することができます。
従来の単発式脱毛では、施術後にほかの毛が生えてくるまでの数か月間待って、再び施術を行っていましたが、蓄熱式脱毛では、この待ち時間を短縮することができるのが大きなメリットです。
単発式脱毛とは
単発式脱毛による脱毛メカニズム
単発式脱毛は、毛が生えてくるもとになっている毛母細胞の中にあるメラニン色素に熱を加え、破壊するというものです。黒に反応するので、日焼け肌や色黒の肌に照射すると、多少の痛みが生じることがあります。
単発式脱毛は、毛母細胞にあるメラニン色素に反応し、熱を加えて破壊するというものです。黒い色に反応する光なので、日焼けした肌やもともと色黒の人には、通常よりも多少強い痛みが伴う場合があります。また、やけどのリスクもあるので、そもそも施術ができない場合もありますし、出力を調整するなどの注意が必要です。
施術には、毛が生えていることが絶対条件なので、一度施術を行ったら、再び毛周期が異なる毛が生えてくるのを数カ月間待たなければなりません。そのため、すべての施術を終えるには、蓄熱式脱毛よりも時間がかかることになります。
日本人の肌質にあっている
日本人は肌の表面部分にメラニン色素が集まっていると言われています。そのため、短い波長のレーザーを当てると、やけどを起こすリスクが上がってしまうと言われていますが、このレーザーは、波長が長いので、やけどを起こすリスクは減ります。
蓄熱式と単発式 どちらを選ぶべき?
蓄熱式と単発式とを比較すると、蓄熱式の方がメリットが多いことがわかります。単発式のメリットとして挙げた項目に関しても、ほとんどのものが蓄熱式でも実施可能なものです。
メリットの多い蓄熱式
蓄熱式脱毛は、最新の研究から作り出されたということもあり、痛みややけどなどのリスクだけでなく、様々な肌質や毛質に施術可能だったり、施術時間が短くて済むなど、多くの問題を解決してくれる施術法だといえます。
こんな方は施術できないので注意
光脱毛をする際には、蓄熱式や単発式に関わらず、光感受性が強い方や施術部位に切り傷などのケガをされている方、また、入れ墨が入っていたり、目の周りなど弱い部分には施術ができませんので、ご了承ください。